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えびぞうの文化系趣味のブログ。気のむくままに更新します。
by t-ebizou
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がっつり摂州合邦辻

昨日はNHKの芸術劇場で歌舞伎「摂州合邦辻」を通しでやってたので
がっつり見ました。通しだと3時間近くかかるんですね・・・
はじまりが11時だったのでちょっと辛かったわ。。
テレビで3時間ということは、劇場で観ると休憩時間入れて4,5時間は
かかりますね。役者さんもお客さんも大変だな・・・

でもやっぱり通し狂言は話にのめりこめていいですね。
1話がっつり見れるというのは贅沢な感じがします。

去年の5月にも「摂州合邦辻」を観ましたが、今回も玉手御前は
尾上菊之助でした。見れば見るほど菊之助はオーラがありますねえ。
オーラというか、色気というか。仕草が美しく、ついつい見入ってしまいます。
前半で着てた赤い着物に黒い羽織(?)が凄くよかったです。
道ならぬ恋に燃えてる感じがします。
歌舞伎を観ると、最近は着物もチェック!

尾上右近の浅香姫も文句なくかわいらしかったです。
あんまり年配の方が姫をやるとなんだか無理があるなあと
感じる時があるので、姫は若手の方がいいですね。(笑)

通しなので5月にやってなかった部分も見れたのですが、印象深いのは
俊徳丸を追おうとする玉手御前を止めようとする羽曳野が小雪舞う中
もみ合うシーン。雪景色の中で着物の女が刃物持ってもみ合ってるって
いうのは、美しいけどなかなか凄みがありますよ・・・

大詰の所で玉手御前の邪恋は俊徳丸を守るための方便だったということが
わかりますが、全編通して観るとそうともいいきれないような感じが
してきますね。それは菊之助の演技力のせいなのか。。
玉手御前は色んな情念がにじみだした、かなり複雑な感情を持った
難役だと思います。


こういう作品を観てしまうと、2月の松竹座も観たくなってしまうなあ・・・
就活もあるから節約したいんだけどなあ・・・
でも仁左衛門なんだよなあ~
こまったにゃあ~
by t-ebizou | 2011-01-29 18:31 | 観劇・鑑賞