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ビューティー☆古今和歌集

前から書いてる高野切ですが、書いてても歌の意味を把握しておらず
もやもやしておったのですが、先日図書館で古今和歌集の本を発見!
ついに歌の意味を解しました!!
c0081032_2083598.jpg

まず最初の歌。

 おもへども なほうとまれぬ はるがすみ かからぬやまの あらじとおもへば(1032)

  (意味:私はあの人を愛しているが、それでもつい疎ましく思われてしまう。
      春霞のかからぬ山がないように、あの人が、手当たりしだいの女性に
      浮気して歩くことを思うと)

  まあなんという歌なんでしょうか・・・女性の怨念を感じますなあ・・・
  いつの世も人間は同じような悩みをかかえておるわけですね。


 はるののの しげきくさばの つまこひに とびたつきじの ほろろとぞなく(1033)

  (意味:春の野原の草葉さながら、めっきりつのった妻への恋に堪えかねて、
       飛び立つとんまな雉のように、私はほろろと泣いている。人に知られて
      後悔ばかり、それでほろろと泣いている)

  雉の妻恋いはあらわなことで有名だそうです。恋しさのあまり、かえって人に
  見とがめられた嘆きを歌った作品。1032の歌とは対照的ですね・・・


 ふゆなれど はるのとなりの ちかければ なかがきよりぞ はなはちりける(1021)

  (意味:まだ冬だというのに、春がすぐお隣りのお宅までやってきているので、
      垣根を越えてわが家の方へ、はらはらと花が散ってまいります)

 これはなかなかに風流な歌ですね。1つでもこういう歌が入っててよかった・・・ 
 この歌の詞書の「こしける」ってなんだろうと思っていたのですが、高野切の本に
 載ってる のは詞書の途中からでした。
 割と長めの詞書で、「~雪を吹き越しけるを見て~」 の部分の「越しける」からが
 載っていたのです。なんでこんな途中からやねん!
 道理でかすれから始まってるわけです・・・


 やまがはの おとにのみきく ももしきを みをはやながら みるよしもがな(1000)

  (意味:山中を流れる急流の音さながらに、今はよそながらうかがうばかりの禁中の
      御ありさまでございますが、いつの折にか、昔のままの身の上で、また親しく
      拝し奉る手立てがほしいものでございます)

 なんか生々しい感じの歌ですな・・・作者の伊勢は宇多天皇ゆかりの人で、天皇が
 醍醐天皇に代わってからは宮中を退いたのですね。その後、醍醐天皇に歌を所望
 されたときに 作ったのがこの歌だそうです。かなり素直な心情ですね。
 伊勢の歌は百人一首にも入ってますし、三十六歌仙の一人で、小野小町と並ぶ
 花形歌人だったそうです。しかも美人だったらしい☆
 今で言うと美人キャリアウーマンといったところでしょうか。


歌の意味はわかりましたが、全然脈絡がありませんね・・・
もう書いちゃったもんはしゃあないんですけどね。
会場のスペースの都合で出品するかどうかはまだわからないんですけど、
割と一生懸命書いたのでどうせなら出したいと思います。

そして今回ようやく古今和歌集をちらっと見たわけですが、歌だけでなく
最初に載ってる仮名序の美しさにびっくりしました。
撰者の紀貫之が和歌の本質やら古今集の編纂の経緯などについて
書いたものなのですが、文章が流麗で息をのみます。
評論の部分なんかも結構ばしばし書いてて面白いです。
書き出しの部分は特に、日本語って美しいんだなあ~としみじみ思う内容でした。
こういうのを読むと、英語は後でええから日本語教育をもっとちゃんとせい!
と思いますね。
和歌は面白いぞよ。和歌を詠むのは脳トレにもなると思うぞよ~

   
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by t-ebizou | 2010-06-27 20:58 | 書道