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えびぞうの文化系趣味のブログ。気のむくままに更新します。
by t-ebizou
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カテゴリ:観劇・鑑賞( 134 )

アンドレアス・グルスキー展

昨日ようやく国立国際美術館で開催されている
アンドレアス・グルスキー展」を観に行ってきました。
空は雨が降りそうで降らないきわどいどんより感。
国立国際美術館には初めて来たのですが、まさかこんなビルの狭間にあるとは
思いもしませんでした。てっきり近くに公園とかあって、周辺は広々とした
スペースがあるものだとばかり・・・
大都会の中、ビルに囲まれ、思ったよりこじんまりしています。
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これも写真のイメージよりちっちゃい。
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チラシなどで使われているのはカミオカンデの写真。
カミオカンデというのは宇宙から飛来するニュートリノっていう
素粒子を観測するための施設なんだって。右下に写ってる人と比較すると
この施設の巨大さがわかりますよね・・・
一回見学できないものかしら。。

ちなみにこのパネル、実際の作品と大差ないサイズなんですよ!
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アンドレアス・グルスキー、私は最近雑誌か何かで見て知ったのですが、
今世界的に注目されてる写真家だそうです。
作品の特徴は、あの大きさ!パノラマで撮影したのをめちゃくちゃ大きく
してて、ほとんどの作品が4畳半ぐらいあります。
現像も大変だろうけど、額用意するのも大変だろうな・・・

そして縦、横のラインや規則的に並んでいるものを意識して効果的に
使っていると思います。構図?構成?というのか、そういうのが
めちゃくちゃ上手いのでしょう。どの作品もバランスが素晴らしいです。
素人が普通に観て「なんか上手いぞ!!」と思えるものを4畳半にして
いるのですから、その迫力たるやハンパではありません。
あのサイズ感はなんかずるいな・・・
あのでかさで上手さが3割増しになってる気がする・・・

不思議なのは、縦・横ラインや規則的な並びで整然と見えている
はずなのに、なぜか混沌とした印象も受けること。
あのエネルギーのうねりは一体何なのか!!
写真ってこんなに刺激的なものだったのね。
絵とはまた違った面白さがありました。
個人的にはバンコクのシリーズが結構好きです。

グルスキーの代表作、「ライン川 Ⅱ」のハガキを購入。
バッグに入れてたらしわしわになっちゃった・・・

空と川と緑のバランス絶妙。。
青空じゃないのがまたいいと思う。
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ちなみに、この写真、2011年にクリスティーズ・ニューヨークで
現存する写真家の作品としては史上最高額の(当時のレートで)3億4千万円
で落札されたそうです。3億4千万円て!!!!
誰が買うたねん!!

ハガキやったら150円やのに!(笑)


同時開催のコレクション展もがっつり堪能して、国立国際美術館を
後にしました。コレクション展もなかなかおもしろかったです。

アートを楽しむ連休になりました。
家での断捨離などこまごました用事も片付いたし、
いいGWだったと思います。
by t-ebizou | 2014-05-06 15:43 | 観劇・鑑賞

雨の中ターナー展

今日は会社をさぼって、前から気になっていたターナー展突撃!!
雨女の本領発揮で今日も雨天です。
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ターナーはイギリスの風景画家ですが、自然だけでなく建築物や船の描写の
緻密さも素晴らしかったです。
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神戸市立博物館は1階では撮影OKのものがおいてあります。
ターナー天気予報、明日は曇り。
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ターナーの絵は西洋絵画には珍しく余白が多いように感じられました。
だから1枚1枚のインパクトが薄めなので、観ていて結構楽な感じ。

展示内容は油彩と水彩が半々ぐらい。
油彩はごてごてした感じではなく、透明感があります。

色合いも黄色やオレンジ系の色が効果的に使われていて、全体的に
ふんわりした印象。悲惨な情景を描いた作品でも深刻さがあまり伝わって
こないぐらいです。

個人的には『イングランド:リッチモンド・ヒル プリンス・リージェントの誕生日に』
という絵と、ヴェネツィアの風景画と、最後に展示されていた『湖に沈む夕陽』という
作品が特によかったと思います。


この間読んだ芸術新潮にたまたまターナーの記事が載っていたのですが、
ターナーの死後に、ターナーがこっそり描いていたと思われる
まとまった数のエッチな絵が発見されて、
「巨匠の名を傷つけるわけにはいかん!!」と思った関係者がそれらを
処分してしまった、というような内容でした。
でも何点かが残っていたらしい(笑)
あれだけの画力があれば人物画も相当なレベルだったでしょう。
せっかくだからそういうのも展示してほしかったです。



昨年から水彩画をやりたいなーとぼんやり思っていましたが、ターナーの
作品を観てると余計にやりたくなってしまいます。
でも水彩画を上手く描くにはデッサン力がかなり必要な気がします。
何事も基礎が肝心ですな・・・


博物館をでてから、近くのカフェでお茶を。
もうイチゴの季節なんですね!!たまらずイチゴのタルトを注文しました。
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うだうだ喋ってたら、卒業式帰りの袴姿のお嬢さんたちが来店。
華やかな和装がまぶしい!若いってまぶしいんですね。

近くの服屋を冷やかしてから、友達に連れられて栄町のオシャレな
アクセサリー店へ。もの凄いカワイイパーツが山のように並んでいて、
オーダーで作ってもらうことができるお店でした。
しかも安い・・・
私が学生の特にこの店があったら完全にアクセサリー貧乏になっていたことでしょう!
手芸が好きな人はここで一日つぶせると思います。
今度また行ってみよう・・・

ちょっと肌寒かったけど、、がっちり元町を楽しんだ一日でした。
ゆりっぺ、どうもありがとう!
by t-ebizou | 2014-03-20 21:15 | 観劇・鑑賞

茂山狂言

今年も恒例の茂山狂言を観に行ってきました。
今回は昔の職場でお世話になったお姉さまと一緒。
ご無沙汰してましたが、変わらずお元気そうでなによりです。

今の職場に変わってから疎遠になった人が何人かいるので、
今年はそういう人たちとコミュニケーションをはかりたいと思っています。
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今回の公演では出演予定だった茂山千五郎さんとあきらさんが揃って
怪我と病気で休演という珍しい事態に!
急遽茂さんと逸平さんが代役に立ち、若手メインの公演となりました。
若手は男前が多いのでうきうき。
中でも童司さんは多彩な活動を展開しており、年々ステキになっていってる気がします。

演目は「福の神」「素襖落とし」「豆腐小僧」
ワークショップではみんなで「福の神」の謡を。
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福の神のお面の顔がいい笑顔でほっこり。
笑う門には福来るのです。

「素襖落とし」では茂さんの酔いっぷりが素晴らしかったです。
「豆腐小僧」では逸平さんのほわーっとしたキャラが豆腐小僧に
ぴったり。前にも観た演目でしたが、今回もまた楽しめました。
終演後はケーキを食べながら、豆腐小僧のアイデンティティに
うっすら思いをはせました。
by t-ebizou | 2014-01-19 18:56 | 観劇・鑑賞

橋本関雪展&安藤忠雄講演会

今月は省エネモードでゆっくりしておりますが、昨日は久々に行動しました。
兵庫県立美術館で開催している橋本関雪展へ!
いい天気。美かえるが青空によく映えます。
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橋本関雪の絵は姫路市立美術館でも何点か収蔵されているので
なじみがあります。今回の展覧会でも姫路から貸し出されてるものが
いくつかありました。

中国の古い物語をモチーフにした作品が多いのですが、中でも「木蘭」という
絵が気に入りました。ちょうど入口の看板になっていたので写真を。
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病身の父に代わって男になりすまして兵役についた女性が手柄をたてて
帰ってくる、といった筋のお話のようです。
青い衣装が女性の凛とした雰囲気に合っててステキですよね。
男装の麗人といった感じでしょうか。
原作チェックしてみたいと思います。
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全体的に大きな屏風に描かれた作品が多かったのですが、関雪の絵は原色を
使っていないので、しっとりと透明感があって、大きな作品でもうるさくなく
目に優しいと思います。

中国系の柳眉な美女の絵も多数あってうっとりします。
下の「摘瓜図」は姫路市立美術館のものなので、またお目にかかれそう。
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関雪といえば文部省お買い上げのテナガザルの絵が有名。
やはり動物画が面白いです。
毛がしっかり描きこまれているので、動物のふさふさ感がたまりません。
特に掛け軸に描かれたたぬきがかなりのふさふさ感をかもし出しており、
ちょっと首に巻いてみたいぐらいでした。

私の一番のお気に入り、「唐犬図」。
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タイトルは唐犬となっていますが、どこからどう見てもボルゾイです!
日本画でボルゾイって!!!大きな絵で、左の方にはグレーハウンドが2頭
描かれています。日本画で異国の貴族的な犬を描くというこのミスマッチが
たまりません~

関雪は色んな犬を描いてみようと思って様々な犬種を集めたようですが、
どれも病気かなにかでばたばたと死んでいったんだとか・・・
描かれた子たちはなんとか無事だったようです。
この時代の日本にボルゾイやら何やら連れてきても受入れ態勢が整って
いなかったでしょうね・・・


しっとりした関雪の絵を堪能した後は、この日のメインイベント、
安藤忠雄の講演会に行ってきました。7月ぐらいにもやってたんだけど、
行きそびれていたのでリベンジ!講演会自体初めてです。
この日は文化をテーマにお話しされていました。
誇りある日本にしていかなければならないというところから、安藤さんの
交友録的な話も交えつつあっという間に時間がたってしまいました。
テレビで見る通り、常人の3倍ぐらいのパワーを持っておられる印象です。
関西人らしい歯に衣着せぬもの言いが爽快。しっかりした話し方で声量も多く、
とても70代とは思えません。
とにかく話が面白いので、すっかり引きこまれてしまいました。
また近くで講演会あったら是非行ってみたいと思いました。
by t-ebizou | 2013-09-23 00:29 | 観劇・鑑賞

海べりおしゃれレストランと魔法の美術館

先日明石界隈をうろちょろしてきました。
まず、前から気になっていた垂水の「FIESTA」に突撃。
海沿いのピンク色のレストランです。
目の前に海と明石海峡大橋が広がっています。ジェットスキーをする
人などもちらほら見えて、夏らしさ満載の眺め!!
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前菜、サラダ付きのランチをのんびりほおばりました。
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やはり明石なので、タコのパスタをチョイス。
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デザートもついてるので、結構なボリュームです。
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夜は控えめの照明でいい雰囲気のバーになって、お昼とはまた違った
感じになるらしいので、今度は夜に行ってみたいです。
夜はデート用といった感じでしょうか。海が見えるバーなんてステキですよね。


近くの海岸で雪のイベントをやっていたのでちょろっと寄ってみました。
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夏のビーチに雪原。凄い違和感です!
でも足元が涼しくて気持ちよかったです。
雪だるまもいましたよ。
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そしてこの日のメインイベント、明石市立文化博物館で開催されている
魔法の美術館』展へ!実は、前に安野光雅展に行った時にアンケートを
書いたら今回のチケットが当たったのです!!我ながら驚異的なくじ運!!


余談ですが、友達に結構当たるっていわれてほくろ占いをしてみたら、
私にはくじ運のほくろがあったのでした。侮りがたし、ほくろ占いッ!!!!


今回の展覧会は光をテーマにしたお客さん参加型の展示をしていて、
一部を除いて撮影をすることができます。

こちらはビー玉を使った作品。光を受けたビー玉、新鮮です。
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光が当たってる部分に入っていくと色んな影絵が出てくる作品。
鳥や海の生き物など、色々でてきます。
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手を近付けるとそこだけ強く発光する「光の波紋」。
カラカラカラと不思議な音がします。
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台の上で足踏みすると、その速さによって色んな色の縞模様がでてくる作品。
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お子様が夢中でステップを踏んでいました。
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一番面白いのが「happy halloween」
カメラ(?)の前に座って腕と顔の前で動かすと顔に様々な落書きが!!
特殊なカメラみたいで、顔の輪郭とパーツを的確にとらえているため
落書きがずれることがありません。凄い技術だ・・・
笑いながらも文明の進歩に驚愕。
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落書きのパターンがかなりたくさんあるみたいです。
私もこういうので撮りたかったな・・・
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一人ずつしかできないので、制限時間が短いのです。残念・・・
それにしても、これの作者の落書きのセンスは抜群。
この人の小学校の時の教科書に載っていた偉人の写真はきっと
ハイセンスな落書きで彩られていたことでしょう。

自然な風で揺れる花と、その影を楽しむ作品。
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黒いふさふさを回すとミラーボールが出現する作品。
ふさふさのさわりごこちがよくて気分が高まります!
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会場一ガーリーな作品。オブジェとして美しいのはもちろん、周囲に
広がる影の繊細さが魅力。
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部屋にこれがあったらさぞうっとりできるでしょうねえ・・・
その前に美しくて広い部屋が必要か。。
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展示数はそんなに多くありませんが、大人も十分楽しめる内容になっています。
暑いけど、是非行ってみてください!!9月1日まで開催してます。
by t-ebizou | 2013-08-05 23:10 | 観劇・鑑賞

真夏に濃厚横尾忠則鑑賞

先日、前から気になっていた横尾忠則現代美術館に行ってきました。

その前にひとみっちょをつかまえ、イタリアンランチ。
半熟玉子のピザがめちゃくちゃ美味しかったです。
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鯛入りパスタはちょっと辛め。
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ひとみっちょ、貴重な1時間をどうもありがとう。


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天気予報が曇りだというので涼しいのかと思って出かけたのにめちゃくちゃ
暑かったこの日。観た展覧会は「横尾忠則どうぶつ図鑑 YOKOO'sYOKOOZOO」
展覧会名がダジャレ!完全なる関西ノリ。アツい!!!
うだるような暑さの中、さらに体感温度が高まります☆
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この展覧会は横尾作品の中で動物が描かれているものだけをピックアップしてあります。
そしてお隣王子動物園から拝借した(?)動物の剥製もちらほら。
一部の作品を除いてフラッシュなしの撮影が可能です。
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これは横尾氏の愛猫、タマちゃん(作風とは裏腹に普通なネーミング!)らしいです。
私はこの作品が結構気に入ったので、スマホの壁紙にしてみました。
なかなかパンチがきいてていい感じ。
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剥製feat横尾作品。
左の作品はぶんぶく茶釜のたぬきですね。
これもなかなかぐっとくる作品でした。
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撮影はできるけど、剥製と作品に触れてはいけません。
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横尾作品にはちょくちょく武者らしき人物がでてきます。
わかりにくいけど、左の絵の左側にも海中なのに馬にまたがった武者が!
この濃いめの違和感が横尾ワールドの真骨頂!!ときめく!!!
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階段横には白熊が!!運ぶの大変だっただろうな・・・
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展示室は2階と3階。
3階はアフリカンな雰囲気。
鳥の写真集に載ってた「ベニジュケイ」の剥製を発見!!
まさか本物(死んでるけど)を目にする機会があろうとは・・・
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かわいいおじょうさん方も横尾作品にうっとりしている模様。
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横尾氏はアンリ・ルソーの作品のパロディを何点か描いていますが、
その模写の技術はただごとではありません。そしてパロディの大胆さも
ただごとではありません。
元の絵は「眠れるジプシー女」です。
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3階で一番気に入ったのは「シンドバッドの夜」という作品。
黄色い光は蛍らしいです。
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4階は資料室らしきものがありました。
昔この柄の電車が加古川線を走ってたなあ・・・
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すっかり横尾ワールドを堪能し、せっかくなので併設のぱんだかふぇに
行ってみました。入口がわからずおろおろしていたら、スタッフさんが
迎えに来てくれました。ありがとう、スタッフさん。
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チーズケーキをいただきました。ちょうどいい濃さで食べやすかったです。
こじんまりしたお店ですが、有名なシェフが携わっているらしいので、
今度はランチをしてみたいと思います。

そんなこんなでアツく濃い一日が終わるのでした。
by t-ebizou | 2013-07-30 21:00 | 観劇・鑑賞

吉右衛門率いる松竹大歌舞伎

先週は会社で連休があったので、平日に歌舞伎を観に行ってきました。
姫路での公演で、約10年ぶりに吉右衛門さんがきてくれました。
私が初めて歌舞伎を観たのが前回吉右衛門さんが来た時の公演なので、
それ以来ということです。
その時連れて行ってくれた人が「吉右衛門が来てくれるなんて滅多にないことだから」
と言ってたのですが、また来てくれるとは・・・
ありがたやありがたや。
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しかも演目が「番町皿屋敷」「襲名披露口上」「連獅子」という
わかりやすいものばかり。
皿屋敷伝説は各地に残っているようですが、「番町皿屋敷」は
旗本の青山播磨が、恋人のお菊が播磨の気持ちを試すためにわざと家宝の
皿を割ったことが許せなくて、お菊を手打ちにして井戸に落としてしまうという
話でした。井戸に落としたところで終わったので、後でお菊が幽霊になって
出てくるといったくだりはありませんでした。
もっと怪談的になると思っていたのでちょっと物足りない気分。
でも吉右衛門の青山播磨が本当に若々しくてステキでした。
どうしても年齢を隠しきれない人もいたりしますが、そこは流石の吉右衛門です。
オーラを感じます☆

今回は又五郎さんと歌昇さんの襲名披露でしたが、よくみたら親子揃って
なかなかの男前です!!似た顔立ちだけど、息子の歌昇さんはさらに凛とした
色気があって将来が楽しみです。
今回の公演で来てた役者さんはみんな親戚(!)ということでしたが、
若手がみんなイケメンでした。中村隼人さんはすでにドラマにも出演している
ようですが、他の若手の子も普通の役者としても十分いけるんじゃないかしら?
まだ若いんだし、歌舞伎だけでなく色んな分野で活躍してほしいです。

「連獅子」では獅子はもちろん又五郎さんと歌昇さんが演じましたが、
間の狂言を若手二人がやっていて、それがとてもかわいらしくて面白かったです。
毛振りの場面では歌昇さんが後半勢いに乗ったパワフルな振りっぷりで若さを感じました。
毛が乱れ過ぎて、後で黒子の人に毛を整えられるぐらいの激しい毛振りで、若さあふれる
舞台を客席はみんな微笑ましい気分で鑑賞しました。


吉右衛門さんがメインと思って観に行きましたが、将来楽しみな若手役者を
たくさん観ることができてとても満足しました。
やっぱり役者によって舞台の雰囲気が随分違ってくるものですね。

忙しい中一日付き合ってくれたゆりっぺ、どうもありがとう!
by t-ebizou | 2013-07-28 14:27 | 観劇・鑑賞

輝けるイレブンガールズ

土曜日に阪神百貨店で開催されているイレブンガールズアートコレクションという展覧会を観に行ってきました。
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普段は個別で活動している若手女性芸術家によるユニットの展覧会です
みなさん私より年下!!
なのにすでに芸術で身を立てていく覚悟をしているのが本当に凄いです。
版画だったり油絵だったり日本画だったり、いろんなジャンルの作品を
少しずつ観ることができるのが楽しいですし、会場にいる作家さんに
直接お話をきくことができるのも大きな魅力。
なかなか作家さんとお話する機会ってないですもんね!

芸術家というと気難しそうだったりものすごいこだわりを持っているような
イメージですが、みなさんオシャレで綺麗な今時の女性ばかりでした。
自分の作品のことを熱っぽく語ってくれる方もいれば、ほんわか暖かな感じの
方もいて個性もそれぞれ。気難しい感じの方はいませんでした。

私は中原亜梨沙さんという方の作品を観てみたくて行ったのですが、
他の方の作品もとても気に入りました。
特に木版画を制作している田中恵美さんと彫刻家の佐々木淑子さん、
版画家の粟千紗都さんの作品がぐっときました。


田中恵美さんは墨を使って光を表現することをテーマとされていて、
墨を重ねることで濃淡ができてドラマティックな作風。
シャンデリアの版画がかなり気に入りました。
会場の中の作品はすべて販売されているのですが、手の届く価格設定なので
買うかどうか本気で迷いました。
調べてみてもHPらしきものが見つかりませんでした。
作品を購入するとしたら展覧会とかで購入するしかないのかしら・・・


彫刻家の佐々木淑子さんは華奢でかわいらしいお嬢さんですが、
なぜかどっしりしたカバの作品ばかり(笑)
作家さんのイメージと作品のギャップが面白いです。
カバの阿吽像、エネルギッシュな柄と色合いがとても面白かったです。
玄関に飾ってみたいです。


粟千紗都さんはコラグラフという種類の版画を手掛けておられます。
コラグラフというのは布や紙など身近な素材をコラージュしたものを
版にして刷る技法だそうで、私は今回初めて目にしました。
一冊の絵本を作るように作品を作っておられるようで、すべての絵に
ストーリーがあって楽しめました。
絵の随所にレースや紐のような柄が散りばめられていたり、温かみのある
色を重ねていることでジャングルの獰猛な動物がかわいらしく神秘的に
感じられました。
本当に絵本にして出版してほしいです。


若い方のエネルギーや意欲を感じられて本当に面白い展覧会でした。
今回関西で初めての展覧会ということでしたが、ぜひまた開催してほしいと思います。
by t-ebizou | 2013-06-09 23:25 | 観劇・鑑賞

安野光雅と平家物語

この前の日曜日に安野光雅展を観にいってきました。
着物を着て行きたかったのに、雨がものすごく降っていました。
今月に入ってから私が出掛ける日はほとんど雨です。なんでやねん!
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安野さんといえば「ふしぎなえ」のイメージが強かったですが、
だまし絵だけでなく平家物語、外国の風景画など多彩な作品でした。
どれも雰囲気が違っていて同じ人の作品とは思えないぐらいでした。
だまし絵のコーナーをみていると、安野さんは理系の頭脳と芸術の才能と
ユーモアを併せ持った稀有な人だということがよくわかりました。
IQめっちゃ高いんだろうなあ・・・

この展覧会では平家物語の絵本の作品がずらっと展示されていました。
歌舞伎をちょくちょく観る割には平家物語を読んでいない私。
絵をみるだけでもかなり勉強になりました。
戦の場面が多いのですが、倶梨伽羅峠という崖の上から馬や人が
どんどん落ちて行く絵でなんとも迫力がありました。

一緒に観ていたひとみっちょと「崖を下りる鹿をみて馬で敵地に攻め込むって
話があったけど、それは平家物語じゃなかったっけ?」という話をしましたが、
家に帰ってからそれがかの有名な一の谷戦いの鵯越の逆落としだということを
思い出しました。(ちなみに倶梨伽羅峠は富山にあります)

しかも調べてみると、その戦の舞台は神戸ではありませんか!!
歴史に疎いので全然知らなかった・・・
その上鵯越は兵庫区で、神戸電鉄に鵯越という駅があるそうな!
めっちゃ近い!!
今は普通の住宅地(資料)になっているみたいなのでそんな険しい崖があるとは
思えませんが、かつては馬に乗った武者たちが戦を繰り広げていたのですね。
しかも大輪田泊なんて職場の目と鼻の先です。
須磨浦公園には源平合戦の史跡もあるみたい。
神戸、歴史的にみてもアツいスポットなんですねえ。

安野さんの絵で地元の歴史に気付かされるとは思いませんでした。
目からウロコが落ちそうな発想の作品と歴史と異国の風景を楽しめる
とてもいい展覧会でした。
by t-ebizou | 2013-05-22 21:48 | 観劇・鑑賞

フェルメールを観る

先日神戸で開催されている「フェルメール光の王国展」を観に行ってきました。
フェルメールの全37作品を最新技術のデジタル処理で350年前の色彩を再現
したものが展示されています。
本物じゃないからフラッシュなしなら撮影可能です。
大きさは本物と同じですが、やはりデータを印刷した形になるので絵具の凹凸などは
再現されていません。最初は写真のようなぺったりした感じに違和感がありましたが、
慣れてきたらどうということはありませんでした。
本物じゃなくても全作品を観ることができるというのはありがたいことです。
中には盗難にあってまだ戻ってきていない作品もあるそうです。

やはり350年もたつと絵具の色合いが相当変化するみたい。
どれもかなり鮮やかな色合いで少しびっくりしました。
私たちが現在みている美術品って、描かれた当初とはほとんど別物なのかも
しれませんね。日本のお寺だって今は色あせてますけど、よく見ると結構
鮮やかな色が使われてますもんね。昔は極彩色でハデハデだったのかも。
光が当たっている部分などは特にはっきりとした目が覚めるような色合いです。
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この男性、下心がみえみえすぎる!!
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そして描かれている人物が着ている服は黄色と青が多かったです。
この組み合わせが好きだったのでしょうか?
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そしてシチュエーションも似たものが多いのです。
手紙や楽器が出てくる絵がとても多く、部屋の中の様子も似通っています。
壁には大きな地図が掛けられているものが多かったです。
そして光の差し込む方向もほとんど同じ。
何か意味があるのでしょうか・・・?
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これは私の一番気に入っている「天秤を持つ女」。
妊婦さんですよね。上の「青衣の女」と同じ人なのでしょうか?
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そして不思議なのが同じ洋服が何回も出てくること。
私が確認しただけで5回は同じ洋服。
一体なぜなのか・・・洋服のバリエーションが少なすぎます!
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以前友人の祐さんが「フェルメールの絵って盗み見したような構図が多いよね」
と言っていたのをふと思い出しました。
確かに人物が正面を向いている作品はごくわずか。
ほとんどが盗み見している感じで、なんだかこわいような・・・
そして絵のモデルはほぼ女性。

描かれた女性の顔を見ていると、結構はっきり描きこまれたものとそうでない
ものがあって、これはただ単に好みの人をはっきり描いたのでは・・・(笑)
一番がっちり描き込んであるのはもちろん「真珠の耳飾りの少女」。
写真でいうところのキャッチアイまで入り、唇は艶やかなバラ色でかわいいですねえ。
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絵を見ながら友達と話し合った結果、フェルメールは
「女性が好きなんだけどかなり引っ込み思案」といった性格なのか?
という結論に。。
近づきたいけどそれができないので盗み見しながら描いてる感じ??
かなりうがった見解かもしれませんが(笑)
フェルメールファンに怒られますね。
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この絵に関しては、画中の画家に自分を重ね合わせているのではないか
という話になりました。堂々と正面から女性を描きたいという気持ちの表れかと。
しかし絵の中の絵も頭につけてる葉の飾りしか描かれてないですよ・・・
絵の中でも正面から堂々と描けないのか(笑)
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フェルメール、絵の才能がなかったら割とだめな人だったのかも??
などと思っていたら、最後の年表のところをみたら結構早くに結婚して、
奥さんと11人の子供(!!)と多額の借金(!!!)を残して40代で亡くなったとか・・・
それはそれでちょっとぞっとしますなあ~
しかも奥さんは旦那の死後に自己破産していますよ。
この時代にも自己破産があったんですね。
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フェルメールの絵って日本人にかなり好まれていますが、それは盗み見た構図が
日本人の気質に合っているからなのかもしれないですね。
西洋画の人物画ってがっちりこっちを見てたり、何かを訴えてくる感じのもの
が多いですが、日本人は主張したりされたりするのが苦手だから、
迫力の少ないものになじみやすいのかもしれません。
どんなに西洋文明が流れ込んできても、日本人のひっそりした国民性って
変わらないもんですね(笑)
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そんなことを思いつつ、UMIEでZARAやH&Mを徘徊したのでした。
ZARAを今まであまりみたことがありませんでしたが、どう考えても
着物から着想を得たデザインのものが結構あって、ちょっと面白かったです。
でもあのデザインの服を着こなせる日本人はいないと思うな・・・


そういえば、「手紙を書く女と召使い」のセット、どこにあったんだろう・・・
写真撮りそびれちゃったなあ~。残念。。
by t-ebizou | 2013-05-13 20:00 | 観劇・鑑賞